製品Q&A
- ペレットストーブ暖房の目安は?
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ストーブの必要発熱量は、住宅の気密性、断熱性、暖房面積、顕熱負荷、換気量、設定温度、外気温、最低気温など幾つもの要素が絡む複雑な変数です。またストーブの使い方によっても、その必要発熱量は変わってきます。北国のようにシーズンに入るとストーブを焚きっ放しにする(連続運転)場合には、一旦焚き始めると住宅全体が暖まるので発熱量は少なくてすみます。(定常負荷)
一方暖かい地域では、夜はストーブの火をおとしてしまうので(断続運転)、夜の間に空気だけでなく建物自体も冷えてしまい、朝、暖房する時には、屋内の空気と同時に建物も暖めなければなりません。そのため、暖房負荷は逆に大きくなる事があります。
ストーブの発熱量は暖房能力いっぱいにするよりも、余裕を持った発熱量で運転することが大切です。暖房能力いっぱいの運転ではストーブは常にフル稼働するため、どうしても寿命が短くなります。つまり○○㎡の部屋には○○kW/hのストーブが必要と端的に言うことはできません。
■定常負荷 冷え切った部屋を暖房すると空気だけでなく、建物や家具も熱を吸収するので多くの熱量が必要です。
暖房を続けると建物や家具が暖まり、部屋から逃げる熱を供給するだけで暖房温度を保てるようになります。
この状態で必要とされる熱量を定常負荷(熱)といいます。